花ざかりのイタリア:春に訪れたいイタリアの美しいスポット5選

そびえ立つ山々や丘陵地帯から、絵葉書のように美しい村、レモンの香り漂う海岸、きらめく海に至るまで、イタリアは世界屈指の美しい魅惑的な国。それは一年を通して変わりませんが、ひときわ華やぐイタリアの魅力を楽しみたいなら、春がおすすめです。きっと忘れられない体験になるはずです。イタリアでは、気温が暖かくなりはじめると、驚くほどの変化があります。田園地帯は生命力にあふれ、色とりどりの花が咲きはじめ、都市部はお祭りムードに包まれます。今日は春に訪れたいイタリアの美しいスポットを5つご紹介します。

トスカーナ

トスカーナがイタリアのなかでも一年中絵のように美しい地域であることは広く知られていますが、春は最も輝きを増す時期です。トスカーナの見どころは何といっても、ユネスコの世界遺産に登録されている風光明媚なオルチャ渓谷です。有名なトスカーナの丘陵地は真っ赤なケシの花で彩られます。心躍る美しい黄色の野の花、可憐な桃や桜の木々やその香りを楽しむことができます。もう少しいろいろなことを楽しみたい人には、春の時期は、トスカーナの美しいエトルリア海岸を訪れるのもおすすめ。砂浜のすぐそばに、手つかずの自然や中世の村落、興味をそそられる古代の史跡があります。

ウンブリア

またの名を「イタリアの緑のハート」。ウンブリアの自然の美しさが春の時期にいっそう際立つのは驚くに値しません。咲き誇る花や暖かな気候が、丘陵地帯とそのエリアの田園地帯を変貌させ、丘の上に広がる愛らしい町や村を活気づけます。スポレートやトーディなど歴史を感じさせる閑静な街からは、数百マイルも広がる緑豊かな田園地帯の壮大な景色を楽しむことができます。こうした街も春となればお祭りムード一色。春はイタリアのサグレ(イタリア各地で行われる地域のお祭りで、食にまつわるものが多い)が始まる時期なので、ウンブリアでも、このお祝いは特別です。ベヴァーニャのウンブリア伝統料理祭りや、スケッジーノのぜいたくな黒トリュフ祭りなど見どころが盛りだくさんです。

ドロミテ

ドロミテはイタリア北東部の高地にそびえ立つ、イタリアで最も訪れる人の多い、威風堂々とした山です。昔から、冬場のスキーと夏場のハイキングのイメージが強い場所ですが、春もまた季節ならではの魅力があります。凍てついた山の雪と氷が溶けはじめ、色鮮やかな緑やきれいな花が顔を出し、残雪がその景観をいっそう美しいものにします。咲き乱れる野の花に囲まれて太陽の光を浴びながら、すばらしい山の景色を楽しむことができるドロミテの春。冬場や夏場のように観光客が押し寄せることもないため、自分だけの楽園を手に入れたような気分を味わえるかもしれません。

アマルフィ海岸

レモンの香り漂うアマルフィ海岸もまた、太陽が降り注ぐビーチと、まばゆいティレニア海のイメージから、夏の観光地と思われがちなイタリアの名所です。でも実は、春の時期も同じくらい素敵(そしてとても静か)なのです。暖かくなり、日照時間が長くなってくると、海岸沿いの丘や、ポジターノなどの色鮮やかな街が輝きはじめます。一方、標高の高いラヴェッロの街に行けば、イタリアの不思議な魅力を発見できます。崖側にある庭園にはきれいな花が咲き誇り、有名なヴィラ・ルフォロやチンブローネでは、魅力的な庭園と、見事な建築、そして息をのむような海の景色を同時に楽しめます。

シチリア

魅惑に満ちたシチリア島は、多くのイタリア人にとって春の休暇スポットとして人気があります。どうやら地元の人たちにはその理由が思い当たるようです。春の訪れとともに、この島はたくさんの色に包まれます。香りよいワイルドローズマリーの茂みの紫、つぼみが開いたアーモンドの木の可憐なピンク、野原のエメラルド、ケシの花の赤、シトラスの木の鮮やかなオレンジの色合いと爽やかな香り。晴れた日にはパレルモの街が活気づきます。優美なバロック様式の建物が、獲れたての野菜や贅沢なジェラート、おいしそうなアランチーニを売る活気あるストリートマーケットの中にその立派な姿を見せています。